昔の人の想定内!? - 津波は旧街道ぞいのすぐ手前でとどまった!
とあるメルマガで、今回の東日本の大津波の最大到達ラインと旧街道との関係が取り上げられていた。上の図を見て本当に驚いた。昔の人が作った旧街道は、まるで津波の最大到達域をすべて把握していたかのように、見事に被害を回避できている! おそらく、昔の人に原発の建設場所を諮問して意見を求めることができていたら、今回のような未曾有の人災は避けられただろうと思う。昔の人の見識の高さに驚くし、科学ってなんだろうとあらためて考えさせられる。
上の地図を見ると、ほんとうに、昔の主要な街道が安全な内陸を通るよう“意図”されていたように見える。海に近いほうが魚も得られるし港にも近い。山に近ければそれだけ山賊も多かろうに、絶妙なリスクマネジメントだ。
先日の報道で紹介されていたように、上の写真でも、これより下に家を建てるな、という警告が石碑に刻まれていて、子孫末孫を守ろうとする愛のようなものを感じる。こうした先人たちの知恵を受け継ぎ、“おきて”に留意した多くの地元の方々が救われたと聞き、私も深く考えさせられる。
地震の規模、マグニチュード、津波の水圧、コンクリートの強度、原発の冷却システム。これらもたしかに科学ではあるが、昔の人も科学を大切にしていたことがわかる。それはおそらく、“歴史学”であり、“考古学”であり、“防災科学”であろう。
昔の人が、言い伝えを切り捨てず、地元各所の伝承に耳を傾け、地理を調べ、話し合い、調整し、設計し、造成した旧街道の科学的価値は非常に高いといわざるを得ない。
まさに温故知新。
もしかしたら、かつての大災害の後の苦難、苦労を乗り越えるための道筋、光も、歴史の中に埋もれているのかもしれない。
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この記事へのコメント
先日、サンケイ新聞のコラムに『原発は現代のバベルの塔』なる寄稿がありました。
時間が無くて、きちんと読めていませんが、タイトルだけで全容が連想される気がしました。
人間の奢り、高慢さ…。上記の記事も併せて、本当に現代が人に住みよい時代なのか…。
少々、記載に誤記がありますので、訂正させてください。
タイトル:震災で崩れた今日的バベルの塔です。
内容は、書籍に関するもので、そのまんまのイメージとは異なるようです」。
いずれにしても、曖昧な内容でのコメントをお許しください。